刑務所に収容されたというような人の場合には、それぞれの人に対して罪に応じた処罰や、改善更生のための働きかけが行われることとなっています。
この中では当然ながら好き勝手な生活をするということはできず、さまざまな点において生活の制限を受けることが通常です。
しかし現代の日本の刑務所制度の中では、生活制限の例外となる制度があるのです。
それが「制限の緩和」と「優遇措置」です。
まず緩和についてですが、これは受刑者の自発性や自立性を身につけさせるために行われるものであり、それぞれの受刑者の改善更生の意欲や、社会生活に適応する能力の程度に応じて制限を緩和していくという制度です。
これには1種から4種までがあり、例えば1種なら「外部への外出もできる」、「刑務官の同行なしで移動が出来る」などの措置が取られるようになっており、4種になると「外出・外部への電話を禁止」、「面会の禁止」、「居室から出ることの禁止」など、非常に重い措置が取られるようになっています。
次に優遇措置ですが、これは主に嗜好品、つまり菓子類の購入やテレビの視聴、手紙の発信数に関わってきます。
これは1類から5類までがあり、最も優遇される1類の場合は月に2回の嗜好品の自費購入や月10通までの手紙の発信、テレビの自由視聴などが認められていますが、5類の場合には嗜好品の購入は禁止、手紙は3通、テレビの視聴にも時間制限がつくなど、かなり重い措置が取られることとなります。
現代日本の刑務所制度の中では、こうした制度を設けることによってそれぞれの囚人の改善更生を促しているのです。