刑務所は犯罪を犯した人を収容し、その人が再び社会に復帰できるように働きかける役割を有しています。
しかし人が自発的に更生できるというようなことは珍しいケースであり、ほとんどの場合は誰かがアプローチをすることによって改善更生をしていかなくてはなりません。
そのために刑務所で行われることとなっているのが「教科指導」と呼ばれるものです。
これは特に受刑者の中でも「義務教育を修了していない人」や「義務教育を修了していてもその学力が不十分である人」に対して行われるものです。
現代社会は「義務教育を修了している程度の学力がある」ということを前提としている部分がありますから、服役後にスムーズに社会復帰が出来るよう、義務教育レベルでの教育が行われることとなっているのです。
また「学力の向上を図ることでより円滑に社会復帰が出来る」と認められる受刑者に対しては、その受刑者が有している学力に応じて高校程度、または大学程度の高等教育がされることもあります。
こうした教育の中ではその態度によって収容中の生活において優遇措置がされたり、制限緩和がされるようになっており、受刑者に対して前向きに教科に取り組む意味を与えてもいます。
現代の刑務所はただ受刑者を罰するだけではなく、その受刑者が再び将来を歩けるような配慮もされているのです。