裁判の結果有罪となって刑務所に収容された囚人に対しては、さまざまな方向から更生を促進するようなアプローチが行われることとなります。
中でも特に「社会復帰することを目標とした指導」として行われるのが「改善指導」と呼ばれるものです。
これは受刑者に対して犯罪の責任を自覚させ、社会生活に適応するのに必要な知識や生活態度を習得させるために行われる指導です。
この指導には全ての受刑者を対象として行われる「一般改善指導」と、特定の事情を有することによって更生や円滑な社会復帰に支障が認められる受刑者を対象とした「特別改善指導」の二種類があります。
特別と呼ばれる方にはさらにいくつかの種類があり、「薬物依存離脱指導」や「暴力団離脱指導」、「性犯罪再犯防止指導」、「交通安全指導」などが代表的な物となっています。
これらの指導があっても「受刑者の100%が社会復帰をできるようになっている」とは言い難いのが現実ではあるのですが、どの指導であろうと欠かすことはできません。
刑務所は犯罪を犯してしまった囚人を罰することも目的の一つではありますが、それと同様に、「善良な市民として社会復帰ができるように促す」ということも重要な目的の一つなのです。